まさかや。また管理人が調子に乗ってしまう数字。いいねが5人に増えてる。
となるとアイツが動き出すはずや。
ボクは驚いたんだ。途中まで一緒にいた、まさとがいないんだ。そして、もう一人女の子もいない。え?どこにいった?
ボクとひとしと望月と、女の子の4人は、え?え?もしかして?なんて、大きな妄想が膨らみ、一気にみんな恋モードな雰囲気。
そんな雰囲気もあり、みんなチャンスを狙っているかの様にも感じる。
押し寄せる波に、女の子達の背中を押して恋人気分。しかし名前も知らない。
だんだん仲良くなり一人ひとり名前を聞いていく。ボクが気になった女の子は、りんごちゃんって言うんだ。
夏の若狭はカップルで溢れかえり、ボクもだんだん気持ちが恋モードに突入。
ひと夏の恋?そんな事って本当あるのかな。でもあるのかも。
遠くに見える灯台。満月が海に光り輝く。ロケット花火の音が夏を感じさせながらも、時々吹く、しめっぽい生ぬるい風が夏の終わりも感じさせる。
同時にボクはりんごちゃんと、ここでお別れになる寂しさも込み上げる。でも恋モード全開にさせる雰囲気が、ボクの勇気を後押しさせる。
気がつくと民宿の門限が過ぎている。
あの感じの悪いお兄さんが怒ってるかな?急いで民宿に戻ると、驚きの展開。
あんたまた盛り上げておいて、どうせここらで終わるんやろ。
急いで帰ると玄関も開いている。あの感じ悪いお兄さんももういない。ラッキーだね!なんてコソコソ話。
終わらんのかい
つづく
終わるんかい!